『腹膜透析✕IoT』を実現する機械『かぐや』が発売されました。

2018.06.21
『腹膜透析✕IoT』を実現する機械『かぐや』が発売されました。
『腹膜透析✕IoT』を実現する機械『かぐや』が発売されました。

腎臓内科の森 維久郎です。腎臓が悪くなると透析が医療が必要になります。日本では95%以上の方が血液透析を選んでいますが、腹膜透析という方法もあります。腹膜透析は自宅でお腹の中に専用の液体を入れて毒素、水分のやり取りする方法で通院は月1回で良いというメリットがあります。詳しくは別記事を書いたのでご参照ください。

腹膜透析のデメリットとして、透析液の量や透析時間の設定を行う機械の設定が難しく調整が不便でした。また、患者さんに起きるトラブルや、実際腹膜透析が出来ているかどうかなど自宅で起きている事に関して医療者が把握する事が出来ませんでした。

『かぐや』の誕生で、遠隔で医師が患者さんの透析の設定が変更出来て、わざわざ入院したりする必要が無くなりました。

「かぐや」はデータ通信機能を持ち、同時に発売する日本初のクラウドベースのPD用治療計画プログラム「シェアソース」iiiと連携するホームPDシステムです。「シェアソース」は医師がセキュリティで保護された環境下で在宅治療を行う患者さんの治療データにアクセスし、患者さんの治療結果に応じて腹膜透析液の貯留時間や注液量などの設定変更を可能にします。このように医師が遠隔で在宅治療の結果を確認し、設定を変更できる医療機器も、在宅透析治療において本邦では初となります。

http://www.baxter.co.jp/news_room/news_releases/2018/20180522.html

今後腹膜透析の診療報酬が増えてきており、高齢化に向けてより腹膜透析医療の質を上げていく必要があるため『かぐや』は非常にインパクトがあるツールになると思われます。実際、現場の使用感も好評です。

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管理人情報

森維久郎・写真
腎臓内科医
森 維久郎(もり いくろう)
『防げる透析を少しでも減らす』を理念に腎臓内科医をしています。
腎疾患をなるべく早く見つけて、しっかり介入するには、診察以外での情報提供が必要だと感じて『腎臓内科.com』を立ち上げました。
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