コレステロール塞栓症とは?

コレステロール塞栓症とは?
コレステロール塞栓症とは?

コレステロール塞栓症とは?

コレステロール塞栓症(そくせんしょう)は、カテーテル手術や外科的手術で血管の処置をした後に出来た血の塊が、腎臓であれば腎臓、消化管であれば消化管に飛んで詰まった先で炎症を起こしたりする事で起きる障害です。今日は腎臓の症状を中心に触れます。

コレステロール塞栓症の症状とは?

症状としては、腎臓の障害が起きて尿量が少なくなったり、浮腫んだりします。重篤になると呼吸が苦しくなったり、毒素が溜まって食欲が無くなったり、意識が朦朧とすることもあります。

腎臓だけではなく、他の臓器にも血の塊が飛ぶ事で障害を起こします。消化器症状(腹痛・嘔吐など)、神経症状(しびれ)、皮膚症状(皮疹など)が代表的でおきます。

検査として、採血検査で腎臓の障害を示すクレアチニンという値が上がったり、好酸球増多や炎症反応の所見を認めます。診断は腎生検(じんせいけん)という腎臓の組織をとってきてそれを顕微鏡で調べる検査を行います。

コレステロール塞栓症は1週間ぐらいで一気に障害がおきることもあれば、数週間かけてジワジワ起きる場合もあります。

コレステロール塞栓症の治療は?

残念ながら、特異的な治療はありません。コレステロール塞栓症に対する治療法は、「新たな塞栓を防ぐこと」です。抗高脂血症薬、抗血小板剤、血圧コントロール、禁煙、血糖コントロールを厳格に行ないます。

可能な限り抗凝固薬や血管内治療を行う事は控えた方が良いと言われています。少量のステロイド療法の報告もありますが、表立って推奨はされていません。予後は、腎予後、生命予後ともに不良です。

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