【勉強録】CKDにおける社会的孤独と活動能力の低下

【勉強録】CKDにおける社会的孤独と活動能力の低下
【勉強録】CKDにおける社会的孤独と活動能力の低下

管理人ブログでは、読んだ論文などの内容を記載しております。患者さん向けというよりは、あくまで備忘録として書いていきます。

本日の論文:CKDにおける社会的孤独と活動能力の低下

Social isolation in chronic kidney disease and the role of mobility limitation(Clinical Kidney Journal, 2019, vol. 12, no. 4, 602–610)

この研究では、eGFR45以下のCKDの患者さんとそうでない患者さんを比較して、CKD患者における社会的孤独と活動能力の低下を調べています。

9119人の57-107歳を対象にして、自己報告、質問票などを利用して社会的孤独、活動能力を調査しています。

結果としては、CKDでは明らかに活動能力が低下しており、社会活動への参加や友人との交流が減っているというとなりました。

この研究では患者の対象群にばらつきがあったり、社会的孤独、活動能力の指標の信憑性には疑問が残りますが、とはいえ今まで腎臓診療を行う臨床医が幅感で感じていた感覚がデーターとして残り一定数の注目を集めたようです。

論文読んでいて面白かったのは、筆者の考察としてCKDにおける活動能力の低下は、過去の文献から推察するに社会的から誘発されているのではないかという考察が記載されているところが面白かったです。

透析をしていない保存期CKDの患者さんは、食事制限など生活習慣に制限がかかります。透析の患者さんと違い同じ境遇の患者さんと交流することもないので孤独の闘いになりがちです。

これは現場の臨床医も感じるところがあるような気がしますね。

論理展開が少しざっくりしているような印象も受けましたが興味深い内容でした。

 

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