No.4 CKDと心臓 〜基礎編〜

No.4 CKDと心臓 〜基礎編〜
No.4 CKDと心臓 〜基礎編〜

腎臓内科医の森 維久郎です。今日はCKDと心臓について書きます。

CKDと心臓

腎臓が悪い患者は心臓が悪く、心臓が悪い患者は腎臓が悪いことが多いです。この心臓と腎臓の関連性を「心腎連関(しんじんれんかん)」と呼んでいます。

CKDだと心臓が悪くなる可能性が高いと考えられています。実は、透析・移植が必要になる人よりも心臓・脳などの疾患(心血管イベント)になり死亡する方が多いと言われています。

右に行けば行くほど、GFRの値が低くなります。つまり腎臓が悪ければ悪いほど心血管イベントになるリスクが高いことが分かります。そのためCKDの患者さんでは心血管イベントにならないようにする治療を積極的に行う必要があります。

CKDでは心臓のために検査・治療を行う。

そのためCKD患者では採血検査や心電図で心臓の評価を行い、結果次第では心臓エコー、頸動脈エコー、心臓CT、心臓MRIを行うことがあります。

心臓も腎臓も悪くなるメカニズムが似ており、動脈硬化や糖尿病などが原因で心臓や腎臓も悪くなるため治療も食事療法、運動療法、薬物療法を行い「血圧」、「血糖値」、「脂質」などの管理を行います。加えて慢性心不全であった場合、β遮断薬などの心臓を保護する薬を投与します。

慢性心不全に関しては別記事でまとめようと思います。(慢性心不全については記事が出来次第リンクを貼ります。)

次回はCKDと筋肉・骨についてです。

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