<腎臓内科医直筆>「ソルトチップ」で美味しく減塩が出来る!?

<腎臓内科医直筆>「ソルトチップ」で美味しく減塩が出来る!?
<腎臓内科医直筆>「ソルトチップ」で美味しく減塩が出来る!?

腎臓内科医の森 維久郎です。腎臓病の食事療法で非常に大切になるのが、減塩(塩分摂取を控える事)です。

日本人は世界で有数の塩分摂取量が多い国で世界保健機関(WHO)が勧める5g/日の倍以上の塩分摂取を摂っています。日本人の平均の塩分摂取量を1 g/日減らすと何百〜何千億単位のお金が医療費が削減されると考えられていて、今、国や医療系の学会などが全身全霊で減塩に取り組んでいますが目標値まで程遠い道のりが続いています。そんな中彗星の如く誕生したのが、減塩サポート食品「ソルトチップ」です。今日はこのソルトチップに触れたいと思います。

ソルトチップとは?

(オフィシャルサイトより)

このソルトチップは上記のようなシート型の形をしていて、歯の裏につけながら食事を食べてもらいます。すると、シートの塩味が見事に舌の味覚を刺激して減塩食品でもしっかり塩分を摂っているように感じてご飯に満足感が出ます。というのも、減塩食は味が薄く、ご飯に満足感が出ないため皆さん減塩療法を辞めてしまうのが大きな問題なのですが、このソルトチップを使うことで減塩療法を続けてもらうという仕組みです。

減塩は体に良いのか?

(Intersalt Research参照)

塩分摂取量が多い人程、血圧が高くなります。3g/日以下になると塩分摂取量が少な過ぎるとされていますが、現代人の生活特に加工食品などから塩分摂取はされるので相当制限しない限り、3g/日以下にはなりません。基本的には『塩分摂取は少なければ少ない程良い』というイメージで考えてください。

高血圧は腎臓病だけでなく、全ての日本人にとって大切な予防すべき疾患でタバコに続き、死亡に影響する生活習慣第2位に当たります。そして日本人で高血圧と言われる人は40-50代以上だと半数以上いるとも言われています。そして、高血圧で目標血圧でコントロールされているのは、なんと約30%しかいないと言われています。

減塩をする事で、血圧を下げる事が出来て、更に飲む降圧薬の効果も倍増させる事が出来るため薬を減らす効果があります。(金銭的にも優しいのです。)

血圧を放置すると心臓・脳の病気になる?

(NIPPON DATA80より)

高血圧を放置すると、心臓・脳の病気である心筋梗塞・脳卒中になるリスクが増え、死亡率が上がると言われています。上記のように血圧180mmHgの人は、血圧120mmHg以下の人に比べて死亡率が5倍になると言われています。ちなみに血圧を10mmHg下げると脳卒中になるリスクが40%程度下がると言われています。

ソルトチップで塩分・血圧をコントロールする

関東圏でソルトチップを使用した臨床研究が行われたそうです。聞いた話程度なのですが、ソルトチップを使った方が食事量が増えたという結果が出たそうです。(詳細はまだ公開されていないようです。)以前、腎臓内科.comでもソルトチップの記事を書いた所、担当患者さんの数人が買ってみたらしく、人によって好印象で今後使いたいという人もいれば、人によっては異物感が少し気になるという人もいました。今後更なる改良が期待されそうです。減塩は日本人にとって、非常に有用な予防ツールです。様々な方法がありますが、一つのツールとして使用してみてはいかがでしょうか?

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