「腎臓内科.com」は透析を防ぐ腎臓医療を現場から発信していきます。

管理人情報

森維久郎・写真
腎臓内科医
森 維久郎(もり いくろう)
『防げる透析を少しでも減らす』を理念に腎臓内科医をしています。
腎疾患をなるべく早く見つけて、しっかり介入するには、診察以外での情報提供が必要だと感じて『腎臓内科.com』を立ち上げました。
管理人近況
  • (2018.11.04)
    ファンデリー様企画の数百人規模のイベント「ミールタイム健康フェスタ」で『生活習慣病の食事療法・運動療法の最新の知見』と題して講演させて頂きました!
  • (2018.10.27)

    開催内容はこちら!(https://xn--v6q559gj6ehpa.com/archives/1206

  • (2018.10.10)

    ジャパンヘルスケアベンチャーサミットでCKDオンラインを発表しました!

  • (2018.09.21)

    日経メディカル様に取り上げて頂きました!詳しくはこちらへ!

    リンク先はこちら

  • (2018.09.06)

    週刊東洋経済2018/9/8号で少しお話させて頂きました!

     

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腎臓内科.com ってどんなサイト?

『防げる透析を少しでも減らす』を理念に腎臓内科医をする傍ら、このサイトを運営している森 維久郎(もり いくろう)です。

元々救急医になりたいと思って医者になりました。 しかし実際救急医療の現場に従事して気づいたのは、救急車で運ばれている患者の多くに高血圧・糖尿病などの生活習慣病を有しておりそれらが重症化して救急医療が必要になっている事です。その後、予防医療に興味を持ち始めるようになり、同時に日本の透析医療に対して課題意識もあったため、現在腎臓内科医として勤務して『透析を防ぐ医療』に取り組んでいます。

実際臨床で働いてみて、口で言うのは簡単だが、実際の課題を解決するのは難しい事が分かりました。その課題を一つ一つ解決するために、従来の方法だけではなく様々な切り口でアクションを起こしていく必要性があると感じ、現場最強という理念で現場に身を置きながら、Webメディア、人工知能を使ったプロダクト、医療コミュニティーなどを作っています。このサイト『腎臓内科.com』は、その一環として始めた取り組みです。

外来診察の時に、担当患者さんに対して、病気・治療の事を説明するには圧倒的に時間が足りなく、伝えたいことを伝えきれないという問題意識がありました。腎臓医療においては、生活習慣を変えていく行動変容が非常に大切で、そのためには患者さんの理解・納得感が非常に大切になります。しっかりと情報提供をする必要があるのに、時間に限りがあり伝えきれないジレンマに悩み解決策を考えた結果、患者さんに伝えたい腎臓の情報をWeb上に書いてみてはどうかと思って、このサイトを始めました。

最初は「数人しか見ないだろうな」と半信半疑で記事を更新していたのですが、意外にも大好評で患者さんとその家族から反響を呼び、自分の担当じゃない患者さんからの受診依頼も来るようになりました。それだけでなく、外来の診療時間の質も格段に向上しました。外来の待ち時間に『腎臓内科.com』の記事を読んでもらい、患者さんの知識がつけてもらってから顔を合わして話をすると、理解も向上して建設的な外来診療が出来るようになったのです。最終的に『腎臓内科.com』を立ち上げてから明らかに治療成績が良くなる患者さんも出てきました。

サイトを運営してから約1年が経過して、 記事も100記事越えて、毎日数百人?数千人という来訪者が安定してつくようになりました。また、受診依頼の問い合わせもあり、Webだけでなくしっかり対面で顔を合わせて診療することが大事だと思っており、毎月第1週土曜日にお茶の水循環器内科で診療を受け付けております。 (詳しくは診察依頼のページをご参照下さい。)

『腎臓内科.com』の特徴は、『腎臓内科医である私が全ての記事を直接書いている事』です。監修ではなく、自分で書いています。そしてこの記事で疑問が生じた場合や不安になった場合は、全て顔を合わせて相談を受け付けている事です。全ての記事の内容に責任を負うつもりで書いています。

Web上の医療情報は玉石混交です。正しい情報から正しくない情報まで多種多様です。悪質なメディアは、医療情報の非対称性を悪用して、ページビューを稼ぐため・お金を儲けるために医学的に正しくない事をあたかも正しい事のように書く記事を大量に生産して多くの患者さんを混乱させています。また最終的に必要の無いサプリメントを販売するメディアもあります。大手メディアの中にも読者を付けるため、敢えて過激に表現したり、不安を煽ったり、医学的な重要性が低い事象を『実は〇〇なんです。』という表現を使いあたかも『最も重要な事』のように魅せる情報発信が散見されます。

私の医療情報発信の理念は、『医療情報提供とその情報提供によって起きる患者の不安・医学的不利益の対応は最後まで対応する』です。

現状、テレビ・雑誌・Webメディアによる医療情報発信によって生じる患者の不安・医学的不利益の対応をしているのは現場の医師です。先日テレビで「スイカが健康に良い」という内容の報道を行い、翌日スーパーのスイカが売り切れになる出来事がありました。私の担当患者もその報道をみて、スイカを大量に食べて高カリウム血症という、突然死の危険がある状態となり緊急入院になってしまいました。この類の例は、日常茶飯事に起きています。先日も「キムチが健康に良い」という内容の報道があり、結果的に塩分摂取過剰になり血圧が上がった患者さんも一杯出ました。限られた外来時間をテレビのあまり重要ではない医療情報の説明に費やしているのが現状です。

医療の現場では、医学的情報の優先順位をつけて、必要な物を抽出して患者さんに情報提供します。医学的情報の一部を切り抜いて、過剰に表現してあたかも『最も重要な事』のように伝える事をしません。『腎臓内科.com』の情報発信は常に現場とリンクしています。

『腎臓内科.com』の情報発信は、現場で診療している私が全て直筆しており、『情報信憑性』、『現場から視る優先順位』、『診療での対応』の3つは他のWebメディアには無いと思います。『正しい事』>『読みやすい事』を優先していますが、一方で『読みやすさ』は今後の課題です。今後ステップアップしてなるべく患者さんに読んでもらえるように精進していきます。長くお読み頂き有難うございました。